新型コロナウイルス対策として、高濃度水素発生器の世界への輸出が急激に増加しています。

2020.04.15

新型コロナウイルス肺炎発生後、中国保健医療委員会の高レベルの専門家グループのリーダーである鍾南山(ショウナンザン)氏の指導のもと、Suifeel(スイフィール)高濃度水素発生器のメーカーであるASCLEPIUS MEDITEC社は、製造設備の問題を克服するために迅速に取り組み、臨床研究を継続しています。

18の伝染病指定病院からの、水素酸素アトマイザー(高濃度水素発生器)を使用した、合計259人の患者の有効性に関する臨床研究が行われました。 毎分3,000mlの水素酸素混合ガス(水素66.6%、酸素33.3%)を使用した後、呼吸困難、胸部圧迫感、胸部痛、血中酸素飽和度などの症状が大幅に改善されました。

さらなるサブグループ分析では、入院時に呼吸困難を示した44の実験グループについて、46の対照グループを同じ客観的な条件で遡及(ソキュウ)的に比較し、統計的に有意な結果を得ることに成功しました。このエキサイティングな臨床試験の結果は、新型コロナウイルス肺炎の蔓延と戦うための世界の指針となることが期待されている、学者の鍾南山氏チームの論文によって発表されます。

現在、同メーカーが開発した水素酸素アトマイザーは、海外からの注文が急激に増加しています。この水素酸素アトマイザーは中国の革新的なクラスⅢの医療用呼吸装置の認可を取得しており、中国の対外援助医療チームと協力し、3,000台以上を世界の被災地へ次々と輸出しています。


以下、輸出リスト例 
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イタリア:520ユニット
マレーシア:544ユニット
インドネシア:200ユニット
イラン:20ユニットなど
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※2020年4月13日現在

※メーカー担当者が医学研究スタッフは臨床医に機械を使用するように指示します。





※臨床医が実際新型コロナウイルス肺炎感染者に機械を使用しています。





2020年2月13日、ASCLEPIUS MEDITEC社は新型コロナウイルス肺炎の製造の主要ユニットとして、国務院の合同防衛および共同管理機構(医療材料)保証グループの「重要な新型コロナウイルス肺炎防止設備」企業のリストに含まれました。そして緊急病院や主要病院に水素酸素アトマイザー(高濃度水素発生器)を送るよう要請を受けました。

当時、同社の在庫は30台しかありませんでした。なぜなら水素酸素アトマイザーには1,000以上の部品が必要であり、中国全土に約100の産業用チェーン供給企業があり、それらすべての企業の生産が停止状態でした。これらを解決するために、国と地方の部門が協力して、ジョイントを通過しましたが、これらの企業の業務を確実に再開することが優先されます。そして政府の支援により、企業のサプライチェーンが開かれ、生産活動が再開できました。結果、短期間で3,000台を超える水素酸素アトマイザーが完成し、武漢市金銀潭、漢陽区、火神山医院などの病院に出荷されました。

様々な国で同商品の流行が急速に発展したことにより、この未知の人工呼吸器会社が世界中の注目を集めていることに驚いています。現在、メーカーの稼働率は100%に達しており、生産要員の動員と、生産ラインの調整により、生産エリアの2つはフル稼働でこの水素酸素アトマイザーを生産しています。

4月末までに、パートナー企業であるFoxconn社の工場に更に3つの自動化生産ラインを用意し、その生産能力は数十倍に増加します。当高濃度水素発生器は、発注をいただければ、設けられた期日内に患者が確実に使用できるよう、国内外の被災地に輸送します。

メーカーは今年の研究開発費用への投資を引き続き増やし、新しく水素分子研究センターを設立しています。
同センターの第1期プロジェクトは約2万平方メートルで、現在内装の段階にあります。多機能の医療プラットフォーム、細胞研究プラットフォーム、臨床試験プラットフォームを備え、2020年内に完成し実用化される予定です。